大動脈弁面積計算機
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大動脈弁面積(AVA)は大動脈弁狭窄症(大動脈弁開口部の狭窄)の評価において重要な指標である。その算出には、左室流出路(LVOT)と大動脈弁を通る血流速度を関連付ける連続式が用いられる。
大動脈弁面積算出の背景
AVAは一般的にドップラー心エコー検査を用いて、質量保存の法則に基づく連続式を用いて算出される。その式は以下である。
\[ \text{AVA} = \frac{\text{LVOT面積} \times \text{LVOT VTI}}{\text{大動脈VTI}} \]
ここで:
- LVOT面積は左室流出路の直径から算出される。
- VTI(Velocity-Time Integral:速度時間積分)は心エコー検査で測定される、収縮期に血液が移動した距離を表す。
算出例
LVOT直径が2.0 cm、LVOT VTIが20 cm、大動脈VTIが50 cmの場合:
- LVOT面積: \( \pi \times \left(\frac{2.0}{2}\right)^2 = 3.14 \, \text{cm}^2 \)
- 大動脈弁面積: \( \frac{3.14 \times 20}{50} = 1.26 \, \text{cm}^2 \)
この算出された面積は、大動脈弁狭窄症の重症度を判定するのに役立ち、面積が小さいほど重症な閉塞を示す。