遠方界計算機

遠方界公式

遠方界距離(dF)を計算する公式は次のとおりです。

\[ d_F = \frac{2 \times D^2}{\lambda} \]

ここで：

• \(d_F\) は遠方界距離です。
• \(D\) はアンテナの直径です。
• \(\lambda\) は電波の波長です。

計算例

アンテナの直径が5メートル、電波の波長が0.1メートルの場合、遠方界距離は次のようになります。

\[ d_F = \frac{2 \times 5^2}{0.1} = \frac{2 \times 25}{0.1} = \frac{50}{0.1} = 500 \text{ メートル} \]

遠方界とは何か？

定義：遠方界は、フラウンホーファー領域とも呼ばれ、アンテナからの距離によって角度分布が変化しない領域です。この領域では、アンテナから放射される電磁波は本質的に平面状であり、そのパターンはアンテナからの距離に依存しません。

遠方界の計算方法

遠方界を計算するには、アンテナの直径と電波の波長を知る必要があります。上記の公式を用いて値を代入し、遠方界条件が支配的な距離を計算します。