フリードワルドの式計算機
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フリードワルドの式は、「悪玉」コレステロールとして一般的に知られる低密度リポ蛋白質(LDL)コレステロールを推定するために用いられ、これは心血管リスク評価の重要な要素です。この計算は、総コレステロール、高密度リポ蛋白質(HDL)コレステロール、およびトリグリセリドの3つの主要な測定値に基づいています。
フリードワルドの式
式は以下の通りです。
\[ \text{LDL (mg/dL)} = \text{総コレステロール} - \text{HDL} - \frac{\text{トリグリセリド}}{5} \]
計算例
総コレステロールが200 mg/dL、HDLが50 mg/dL、トリグリセリドが150 mg/dLの場合、計算は以下のようになります。
\[ \text{LDL} = 200 - 50 - \frac{150}{5} = 200 - 50 - 30 = 120 \text{ mg/dL} \]
使用法と限界
この式は臨床現場でLDLを迅速に推定するために広く用いられていますが、トリグリセリド値が400 mg/dLを超える場合やLDL値が非常に低い場合、正確ではありません。このような場合は、直接LDL測定法が推奨されます。
よくある質問
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LDLが重要な理由
- LDLコレステロールは、動脈にプラークが蓄積する原因となるため、心臓病のリスク増加と関連しています。
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LDL値が高い場合の示唆
- LDL値の上昇は、アテローム性動脈硬化症や心筋梗塞、脳卒中などの心血管イベントの重要な危険因子です。
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フリードワルドの式を使用すべきでない場合
- この式は、トリグリセリド値が非常に高い場合(400 mg/dLを超える場合)やLDL値が低い場合、精度が低いため、より正確な検査室測定が必要です。