安静時エネルギー消費量(REE/RDEE)計算機
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安静時エネルギー消費量(REE)、別名安静時1日エネルギー消費量(RDEE)とは、人が安静時における体の消費カロリーの総量を表します。この指標は、呼吸、循環、細胞生成など、身体の基礎的な機能を維持するために必要なエネルギー量を理解する上で重要であり、身体活動は含まれません。REEは基礎代謝率(BMR)と密接に関連しており、栄養計画、体重管理、健康評価において重要な要素となります。
過去の経緯
REEの概念は、人間の代謝の広範な研究から生まれ、様々な活動状態におけるエネルギー消費量を定量化することを目的としています。長年にわたり、REEを推定するための様々な公式が開発されてきました。これは、正確な栄養戦略と健康介入の必要性を反映しています。
計算式
男性の場合、REEの公式は以下の通りです。
\[ REE = RDEE = 66.47 + 13.75 \times W + 5 \times H - 6.76 \times A \]
女性の場合、体組成の違いを考慮して公式が調整されます。
\[ REE = RDEE = 65.51 + 9.65 \times W + 1.84 \times H - 4.68 \times A \]
ここで:
- \(W\) は体重(kg)、
- \(H\) は身長(cm)、
- \(A\) は年齢(歳)。
計算例
体重70kg、身長175cmの30歳の男性の場合、REEは以下のようになります。
\[ REE = 66.47 + (13.75 \times 70) + (5 \times 175) - (6.76 \times 30) \approx 1651.77 \, \text{kcal/day} \]
重要性と使用シナリオ
REEの計算は、1日のカロリー摂取量を決定し、食事計画を立て、体重を管理する上で非常に重要です。これは、栄養士、管理栄養士、医療従事者が患者さんのケアを個別化する際に特に有効です。さらに、REEを理解することで、体重減量や筋肉増強を目指している人は、代謝率に基づいてカロリー摂取量を調整することができます。
よくある質問
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REEとBMRの違いは?
- REEとBMRは似ており、どちらも安静時のエネルギー消費量を測定しますが、REEはBMRよりも緩やかな条件下で測定されることがあります。BMRは吸収後状態である必要があります。
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REEは日によって変動しますか?
- はい、体組成、ホルモンレベル、体温などの要因により、REEは日によって変動することがあります。
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REEを増やすことは可能ですか?
- はい、筋肉量や身体活動などの要因により、REEを増やすことができます。筋肉組織は、脂肪組織と比べて安静時により多くのカロリーを消費します。
REE/RDEE計算機は、健康上の理由、体重管理、など、自分のカロリー摂取量をよりよく理解したいと考えている人にとって、重要なツールとなります。