顕熱比(SHR)計算機

SHR式

顕熱比（SHR）は、以下の式で計算できます。

\[ \text{SHR} = \frac{q_s}{q_t} \]

ここで：

• \( q_s \) は顕熱（kW）
• \( q_t \) は全熱（kW）

定義：顕熱比（SHR）とは何か？

顕熱比（SHR）は、蒸発器で処理される全熱に対する顕熱（温度に影響を与える）の割合を測定します。SHRが1の場合、すべてのエネルギーが除湿なしで冷却に使用されることを示しますが（現実の用途では実現不可能です）、

計算例

顕熱が4kW、全熱が5kWの場合：

\[ \text{SHR} = \frac{4}{5} = 0.8 \]

これは、エネルギーの80％が顕熱冷却に使用され、20％が潜熱冷却（除湿）に使用されることを示します。

重要性と用途

SHRを理解することは、特に冷却と除湿のバランスを取る際に、HVACシステムの設計に不可欠です。異なるSHRを持つシステムは、異なる気候や用途に合わせて調整されます。