日焼け止め効果 (SPF) 計算機

日焼け止めSPF（Sun Protection Factor）は、日焼けの原因となる紫外線（UV）B波をどれだけ防げるかを表す数値で、日焼け止め製品を選ぶ重要な基準となります。

歴史 1974年、日焼け止め製品の日焼け防御効果を数字で表すためSPFが考案されました。SPF数値が高いほど、日焼けしない（赤くならない）時間が長くなります。

計算方法 SPFは次の公式で計算します。

\[SPF=\frac{\text{日焼け止めを塗らない場合の日焼け時間（UVB波）}}{\text{日焼け止めを塗る場合の日焼け時間（UVB波）}}\]

• 日焼け時間は、日焼けするまでの時間を分単位で表します。

計算の例 日焼け止めを塗らないと、通常10分で日焼けを起こす場合。SPF15の日焼け止めを塗った場合は、150分後に日焼けします。この時の計算式は以下のようになります。

\[SPF=\frac{150}{10}=15\]

つまり、このSPF15の日焼け止めを使用すれば、日焼け止めを塗っていない場合に比べて15倍長く日光を浴びられます。

重要性と使用シーン SPF値が高いほど、皮膚への紫外線（B波）が防がれます。肌の色が白い人、標高の高い場所に行く予定がある人、長時間野外で作業をする人などには、SPF値の高い製品がおすすめです。

よくあるご質問

1. SPFとは何ですか?

   • SPFとは、日焼け止めによるUVB波の防御力を測る数値のことです。

2. SPFが高いほど良いのでしょうか?

   • SPFが高いほど防御力が高いですが、数値が倍になると防御力も2倍になるというわけではありません。SPF30ではUVB波の約97％、SPF50では約98%防ぎます。

3. 日焼け止めはどのくらいの頻度で塗り直すべきですか?

   • 2時間ごとに塗り直しをします。水泳をしたり、汗をかいた時は、塗り直しの頻度は高めます。

4. SPFでUVA波も防げますか?

   • SPFはUVB波の防御力を表します。UVA波を防ぐには、「ブロードスペクトラム（広域スペクトラム）」と表記されている日焼け止めを選びます。

SPF計算ツールを用いることで、SPF値の重要性を理解し、紫外線の有害な影響から身を守るために最適な製品を選択することができます。